ニール・セダカ : Neil Sedaka

ニール・セダカ(Neil Sedaka, 1939年3月13日 – )は、アメリカ合衆国のポピュラー音楽のシンガーソングライター。ニューヨーク州ブルックリン出身。セダカは幼少期からピアノを習い、同じアパートに住んでいた作詞家ハワード・グリーンフィールドと共同で曲を作り始めた。

1958年にコニー・フランシスのために作った「間抜けなキューピッド」が成功を収め注目される。同年にRCAレコードとソロ歌手として契約を結び「おお!キャロル」、「カレンダー・ガール」、「すてきな16才」、「悲しき慕情」などを次々とチャート・インさせ、ポール・アンカと並ぶ全米のトップアイドルとなった。

なお、「恋の片道切符」は、歌詞中に「Bye Bye Love」(エヴァリー・ブラザーズ)「Lonely Teardrop」(ジャッキー・ウィルソン)「Lonesome Town」(リッキー・ネルソン)「Heartbreak Hotel」「A Fool Such As I」(ともにエルヴィス・プレスリー)などの当時の全米ポップヒットの題名を織り込んでいることからもわかる通り、もともとは「おお!キャロル」のカップリング用に埋め草として録音された曲で、作曲もセダカではないが、哀愁に満ちたメロディと声質が日本人の心を掴んだため、日本ではこの曲が一番のヒットとなった。

ニール・セダカの代表的な曲

・間抜けなキューピッド(Stupid Cupid、1958年、ビルボード全米チャート第9位、歌・コニー・フランシス)
・Fallin’(1958年、全米チャート第30位、歌・コニー・フランシス)
・恋の日記(The Diary、1959年、全米チャート第14位)
・おお!キャロル(Oh! Carol、1959年、全米チャート第9位)
・星へのきざはし(Stairway to Heaven、1960年、全米チャート第9位)
・きみこそすべて(You Mean Everything to Me、1960年、全米チャート第10位)
・カレンダー・ガール(Calendar Girl、1960年、全米チャート第4位)
・恋の片道切符(One Way Ticket、1960年、日本のみでヒット、ニール・セダカの作曲ではない、当時、平尾昌晃もカヴァーしてヒット)
・すてきな16才(Happy Birthday Sweet Sixteen、1961年、全米チャート第6位)
・ボーイ・ハント(Where the Boys Are、1961年、歌・コニー・フランシス、全米チャート第4位)
・小さい悪魔(Little Devil、1961年、全米チャート第11位、キャンディーズのやさしい悪魔はこの曲のパロディ)
・悲しきクラウン(King of Clowns、1962年)
・悲しき慕情(Breaking Up is Hard to Do、1962年、全米チャート第1位、グラミー賞ロックンロール部門ノミネート、1976年ジャズ風リメイク版、全米チャート第8位、アダルトコンテンポラリー部門1位)
・可愛いあの子(Next Door to an Angel、1962年、全米チャート第5位) -出だしのスキャットは1968年に日本で流行ったザ・ダーツの「ケメ子の唄」で使われている。
・恋のアマリロ(Is This the Way to Amarillo?、1971年、歌・トニー・クリスティ、全英チャート19位、(1977年にセダカ本人もレコード発表、全米チャート第44位)、コメディ番組の主題歌に取り上げられたこともあり2005年再発売版が全英チャート第1位獲得)
・スーパーバード(Superbird、1972年、日本のみでヒット。)
・雨に微笑みを(Laughter in the Rain、1974年、全米チャート第1位、外来の音楽がもてはやされ、自分が売れなくなった時のことを歌ったもの。1990年代にはJT『キャスター』のCMソングに起用され、リバイバル・ヒットした。のちにレイ・コニフ・シンガーズがカバーしている)
・バッド・ブラッド(Bad Blood、1975年、全米チャート第1位、歌にエルトン・ジョンが参加)
・愛ある限り(Love Will Keep Us Together、1975年、歌・キャプテン&テニール、全米チャート第1位、グラミー賞最優秀レコード賞受賞) -バックコーラスに「セダカが帰ってきた」という歌詞が聞こえる。
・ソリティア(Solitaire、1976年、全米チャート第12位、歌・カーペンターズ、エルヴィス・プレスリー)
・Love in the Shadows(1976年、全米チャート第16位)
・Should’ve Never Let You Go(1980年、全米チャート第19位、娘ダラとのデュエット曲)

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